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パワーポイントで手書き風イラストを描く方法!【描画】機能の使い方紹介です!

パワポで手書き風イラストを描く方法

Toa005パワーポイントに手書き風イラストが描ける【描画】機能があることをご存じですか?

パワーポイントのバージョンによっては、メニューが非表示だったりするので、機能の存在自体知らない方もいるかもですね。

今回は、パワポで手書き風イラストを描く方法を紹介します。

◆この記事でわかること

  • 【描画】機能の詳細説明
  • パワポで手書き風イラストを描く方法
  • ペンタブレットが欲しくなるかも・・・

 

【描画】機能の表示方法

Toa
Toa
まずは、【描画】機能のメニュー表示について
パワーポイントを立ち上げた時に、上部のメニューに【描画】のタブが無い方は以下の設定をして下さい。
描画がメニューに無い
 【ファイル】→左側下の【その他オプション】→【オプション】をクリック。
オプションメニューを開く
オプション画面が開きます。
左側メニューの【リボンのユーザー設定】をクリック。
右側の【リボンのユーザー設定】の【描画】にチェックを入れます。
右下の【OK】で抜けて下さい。
描画にチェックを入れる
これで、上部メニューに【描画】というタブが表示されたと思います。
描画メニューが表示

【描画】機能の使い方

Toa
Toa
描画機能の使い方を説明します。
描画機能で描いた線をパワポでは【インク】と呼ぶようです。
描いた線は、右クリックで【インクの設定】を選ぶと、線の【色】、【透明度】、【太さ】のみ変更できます。
インクの設定

ペン

◆線種類

太さや描き味の違いにより、3種あります。

①【鉛筆】:画用紙に描いたようなかすれた線

②【ペン】:線の端が丸い線

③【蛍光ペン】:ペン先が長方形の線

線の種類

◆線太さ

各線種に対し、太さは5段階。

※描いた後に、自由に変更することも可能(下記【文字飾り】というラメラメ線は変更不可

◆色

色は自由に作れます。

※【ペン】のみ【文字飾り】というラメラメ線が使えます。

※【文字飾り】というラメラメ線は、後から色や線太さを変更できないようです。

ペンアイコンの右下に出る【∨】をクリックすると、プルダウンメニューが出て、変更できます。

カラーパレット下の【その他の色】をクリックすると、パレットに無い色も自由に作れます。

線太さと色

消しゴム

消し方の違いにより、4つの選択肢があります。

①【ストローク】:一筆書きで描いた部分を一気に消す

②【小】:小さいサイズで消す(※1)

③【中】:中くらいのサイズで消す(※1)

④【セグメント】:交わった部分の間を消す

※1:太い線を部分的に細くはできないです。太くても細くても1本の線と認識しているので、線を切り離す感じになります。

消しゴムアイコンの下にある【∨】をクリックすると、プルダウンメニューが出て変更できます。

消しゴムの種類

選択となげなわ選択

描いた線の選択には、【選択】と【なげなわ選択】の2つがあります。

【選択】は個々に線を選択。

【なげなわ選択】はなげなわのように、囲われたものを複数同時に選択。

なのですが、ちょっとバグっぽくて、選択出来たり、出来なかったり・・・挙動不審なことがあります。

なげなわ選択

描き方

使いたいペンを左クリックすると、左の【タッチして描画する】が選択状態(グレー)になり、そのまま描くことができます。

描けない場合は、【タッチして描画する】が選択されていないことがあり、改めて、【タッチして描画する】をクリックして選択すると、描けます。

描画後は、【タッチして描画する】をもう一度クリックするか、キーボードの【ESCキー】を押すと、描画モードが解除されます。

描画モードが解除されている状態で、描いた線をクリックすると、図として拡大縮小や色変更が可能です。

※ときどき、上手く拡大縮小ができない時があります・・・

※ペンタブレットを使うと、【タッチして描画する】は選ばなくても、ペンを選んだ時点で描けます。

描き方

レイヤー(階層構成)について

線は一本ずつ別のレイヤー(階層)になります。

レイヤー(階層)とは、透明フィルムを重ねた感じのイメージで、1本の線は、一枚のフィルムに描かれます。

線がたくさんあるイラストは、フィルムが何層にも重なっている状態です。

ギザギザに塗りつぶした様に描いた線も、途切れなく一筆書きの場合は、1本の線であり、1層になります。

レイヤー

この層を重ねる順番を入れ替えることにより、表現を変えることが出来ます。

例えば下図のように、輪郭を描いてから色を変えて中を塗りつぶすと、輪郭線を消してしまう部分が出てきます。

これは、塗りつぶしのレイヤーが上にあるので、おおってしまっている為です。

輪郭を右クリック→【最前面に移動】をクリックすると、輪郭のレイヤーが上に来るので、輪郭がきれいに表示されます。

最前面に移動

連続描画時のグループ化について

【連続的】に【近い範囲】で【複数の線】を描いていると、それらの線がグループ化されます。

髪の毛などをサッ、サッとを描いている時は、グループ化されます。

グループ化されるので、描いたあと、位置をずらしたい時は、グループ化されたもの全部が移動できて便利です。

グループ化されたものの中の1本の向きや位置を変えたい場合、もう一度クリックすると、個別に選択することができ、移動することができます。

右クリック→【グループ解除】でばらすこともできます。

グループ化

似顔絵を描いてみましょう

最初は、犬とか猫とか、似顔絵がオススメです。

夏野菜を描いてみました。

ペンタブレットを使っています。でも結構むずかしいです。

筆圧による太さ可変は対応しているようです。(なすの文字参照)

右クリックなどでメニューを選ぶのは、ペンタブでは慣れが必要で、指がつりそうになったので・・・

右クリック使用時は、ノートPCのタッチパッドを使っちゃいました。

手書き風イラスト

グループ化と保存

描いたイラストは、全体を囲って選択し、右クリック→【グループ化】しておきましょう。

保存は、右クリック→【図として保存】を選びます。

ファイル形式は、【png形式】を選びましょう。

【png形式】で保存すると、保存した図形の背景が透明になります。

一方、【jpeg形式】にすると、背景が白くなり、他の資料に貼り付けた時、文字を隠してしまったり、浮いた感じになってしまいます。

png形式で保存

あると便利な低価格ペンタブレット

手書き風のイラストや文字を描こうとすると、ペンタブレットが欲しくなります。

私は2つほどもっていますが、低価格の機種で4000円~7000円程度で購入できます。

使うときだけ、パソコンとUSB接続で、ペンに充電は不要です。

小さいもので良いので、1つあると便利です。

XP PENも良いですよ。

特殊機能

Toa
Toa
絵を描く上ではあまり使いませんが、紹介します。

ルーラー

ずばり定規です。

手書きでも、まっすぐな線が描けます。

ルーラーアイコンをクリックすると、45度に傾いた定規が出てきます。

ルーラー

Toa
なぜか、デフォルトは右肩下がり表示・・・
Masayoshiたじたじ
Masayoshi
右肩下がりの線を描く人が多いのかなぁ??

 

※ 消す時はもう一度アイコンをクリックです。

ペンで定規にそって線を描いてみて下さい。結構気持ちよく線が描けます。(笑)

定規は左クリックでつかめば、その角度を保ったまま、自由に移動できます。

スパスパ描ける

 

①スクロールホイール付きマウスを使う
カーソルを定規上にもってきて、マウスのスクロールボタンをコロコロすると変わります。
カーソルの位置を中心として角度が変わります。
②ノートPCのタッチパッドを使う
スクロールが指2本に設定されている場合、カーソルを定規上にもってきて、
その後、2本指でタッチパッドを上から下に(逆でも可)ピッ!とはじくと、スルスルッと動きますので、
適当なところで、おさえると止まります。
慣れればできます・・・
角度の変更方法
Toa
Toa
角度変えるのがちょっと手間なので、デフォルトは水平にして欲しかったかも。
Masayoshiたじたじ
Masayoshi
謎の仕様だよね・・・

インクを図形に変換

【インクを図形に変換】をクリックしてから四角形や丸っぽい図形を描くと、自動的にきれいな図形に変換されます。

手書き感を出したい場合は、不要なので、クリックしてしまった場合は、もう一度クリックすると解除できます。

※【元に戻す】ボタンを押すと、変換前の手書き風に戻せます。

変換された図形ですが、なぜか【塗りつぶし】の【透明度】が【95%】に設定されています。

図形変換機能

図形なので、右クリックで出せる図形の書式設定で直すことができます。

レインボーカラーのペンで変換すると、塗りも線もレインボーグラデーションになりました。

ちょっと面白いですね。

図形変換機能2

 

※図形に変換については、次の項↓も関連しているので、参考にしてください。

 

描画で勝手に図形に変換される場合の対処

Toa
【インクを図形に変換】を選択していない状態なのに、丸っぽい図を描いたら、正円に変換されてしまいます。
丸だけで無く、四角形っぽい図形を描いても、きれいな四角形に変換されてしまうことがあります。
Masayoshiポイント2
Masayoshi
マイクロソフト社のタッチパネル付きノートPC(Surface)でタッチペンを使ったオペレーションを想定しているようですね。
変換しないように設定を変えると、対処できますよ。
【ファイル】→【その他のオプション】→【オプション】でオプション設定画面を開きます。
左側メニューの【詳細設定】→【ペン】の欄
【手書き入力中に描画を有効にし、インクから図形へのジェスチャを保持する】のチェックを外す。
右下の【OK】をクリックして完了。
オプション設定
Masayoshi
Masayoshi
【描画】機能自体が、手書き風に絵を描く為のものではなく、プレゼン資料をタッチパネル付きPCで使う為に用意されたもののようなので、図形変換機能がデフォルトでONになっているようです。
マイクロソフトのPC(Surface)はタッチパネル付きだからかと・・・
Toa
そうなのね・・・

プレゼン資料への活用方法

Toa
Toa
プレゼン資料への活用方法について

手書き風の挿絵を描く

会社の風土にもよりますが、最近のプレゼン資料には、【いらすとや】さんの画像を貼っているものを結構見かけます。素朴な感じのイラストが癒やしになり、重い議題も少し緩和されそうです。
同じ意味合いで、オリジナルの手書き風イラストが入っていると、癒やされて良いと思います。
イラストは下手な方が良いですね。場がなごみます。
手書き風イラスト

赤ペン添削っぽくする

矢印や丸で囲むなど、赤ペン添削につかわれるようなものを用意してみると新鮮です。
出来合いのものより、目立つので、特に強調したい部分に手書き風を入れると良いと思います。
手書き風の【矢印】や【丸で囲む】を事前に作っておき、コピペして大きさを調整するような使い方をすると、便利かもです。
添削風にする

まとめ

Toa005今回は、パワーポイントで手書き風の絵を描くことができる、【描画】機能について、紹介しました。

【描画】機能は、タッチパネル付きPCでタッチペンによるオペレーション用にあるようですが、手書き風の絵も描くことができます。

この【描画】の機能、他の【挿入】とか【ホーム】とかのタブにある機能と比べ、若干不安定というか、バグっぽい感があります。たまに選択出来なくなったり・・・固まったり・・・

そんな時は、一旦保存してパワポを閉じ、再起動すると直ったりします。

この機能を使うときは、まめに保存しましょう。

Office 2019 だけの問題かもですが・・・


ともあれ、手書き風は温かみがあり、なごむので、たまに使ってみるのも良いのではと思います。

ペンタブレットが欲しくなったりしますが・・・(笑)

ペンタブや液タブは奥が深いので、最初はこのあたり↓で試して見るのも良いかもです。

最後まで御覧いただき、ありがとうございました。