
レトロかわいい 小さいのに高画質なラベルプリンターNIIMBOT B21 Proのレビューです。ラベルプリンターというと、どんなイメージをお持ちですか? 私は、デザイン性のあるものを作るのが難しいイメージがありました。でも最近のものは少し違うようです。衝動買いに至った経緯と魅力をお伝えします。
◆この記事でわかること
- 最近のラベルプリンターの進化内容
- ラベルプリンターNIIMBOT B21 Proの開封からプリントまで
- このプリンターの良いところとイマイチなところ
最近のラベルプリンターは結構進化してる!
ラベルプリンターというと、事務棚の引き出しやファイルに貼る、細い黄色や青のテープにギザギザした書体で印字されるものを連想しちゃいます。正直、魅力を感じませんでした。
最近ちょっとしたきっかけで調べていると、結構進化しているんです。知らなかっただけという話もありますが・・・
①インク不要
②ラベルがテープじゃなく、シート上にハーフカットされたシールになっている。
③シールは円形とか幅広とかバリエーションが豊富!
④プリンターのデザインがめちゃくちゃレトロかわいい!
⑤プリンターちいさい!
⑥ACアダプターとかいらない。
⑦ラベルデザインは、スマホやPCでいろいろ作れる!
⑧プリンターもラベルもそんなに値段が高くない。
①インク不要
テプラなどは、テープとインクリボンがセットになったカートリッジを使っていましたが、このプリンターはインクが不要です。シールに熱をかけると、黒を発色する層がコーティングされています。
②ラベルがテープじゃなくシールになってる
黄色や青の角がとがったテープ・・・幅広テープで角をはさみで丸くしても、テープ感から抜け出せない、残念な感じ。
これが、フツーのよくあるシールになってるんです。角丸の長方形だったり、丸形だったり。剥離紙からはがしやすいし、貼った状態も製品っぽい。いろいろ作りたい感がアップする仕様です!
③シールは円形とか幅広とかバリエーション豊富
昔は幅広でも18mmくらい。大半は9mmとか12mmとか。でもこちらは、50mm幅!デザインの幅が広がり、インパクトが全然おおきいですね!円形も最初からハーフカットが入っており、はさみで切る必要なし。単色以外にも、イラストなどが入ったものもあり、ちいさいお店ではパッケージなどに使えて重宝しそうです。
④プリンターデザインがレトロかわいい!
このデザイン最高にかわいいですよね~。昔のタイプライターのようなレトロデザインで、金メッキ部分の質感も高級感があり、所有欲がとても上がります!
⑤プリンター小さい!
このプリンターとても小さいんです。130mm×94mm×61mm(321g)と手のひらサイズ。左横の金のレバーを押すと、蓋が開いてラベルロールを交換できます。
⑥ACアダプター不要
同梱のUSB-A(プリンター側はUSB-C)ケーブルでの充電式(バッテリー容量1500mAh)なので、ACアダプターは不要です。一回充電してしまえば、スマホでプリントする場合、Bluetooth接続なので、ケーブルレスで使えます。PCでプリントする場合は、同梱のUSB-Aケーブルをつないで使います。
⑦ラベルデザインはスマホやPCでいろいろ作れる
ラベルデザインは、専用のアプリで作りますが、パワポやCanvaなどでデザインしたものを、画像としてアプリに読み込むこともできます。専用アプリは、スマホ用とPC用の両方があります。アプリ内のデザインは、課金が必要なものもありますが、デザイン編集からプリントまでの一連の流れは、無課金で可能です。
⑧プリンターもラベルもそんなに値段が高くない。
プリンターは10,000円弱。ラベルは1ロール1,200円~1,400円程度とそんなに高くないです。
B21 Pro開封レビュー
使ってみる(スマホ編)
ラベルロールをセット
まず、本体左側のレバーを下に押して上蓋を開きます。使用するラベルロールの押さえテープをはがし、印刷面を下にしてプリンターに入れます。押さえテープは、また使うので、本体などに貼っておきます。つぎに、プリンターの幅ガイドをラベルロールに合わせて両側からはさむように調整します。
1枚目のラベルが1/3くらい出る感じの位置にして、蓋を閉じます。
プリンターの電源を長押し(3秒)するとONになり、ラベルが引き込まれ、先端が出口に一致したところで停止します。
アプリのインストール
私のスマホはGoogle Pixel 9aなので、アンドロイド用を使います。アプリを立ち上げると、スマホのBluetoothがONになっていて、プリンターの電源がONになっていれば、自動的に接続作業が始まります。迷うことはありません。プリンターにセットされているレベルロールを認識して表示します。アプリはログインをして欲しいようですが、ログインせずに使ってみます。
アプリにログインすると、作ったラベルを保存することができます。
アプリにあるラベルをプリントしてみる
アプリは日本語対応していますが、部分的に中国感が出ています。左上の【業界テンプレート】をタップすると、サンプルが出てきます。今回はこちらを選んでみました。選んだデザインは、文字など編集もできます。
【カプチーノ】の部分をタップして、【抹茶】に変えてみます。右下の【印刷】をタップ。印刷設定を確認して、右下の【印刷】をタップ。
こんな感じできれいにプリントできました!
使ってみる(PC編)
PC用ソフトのインストール
PC用のソフトは、以下のサイトからダウンロードします。(B21シリーズを選択)ダウンロードしたexeファイルをダブルクリックすると、インストールができます。
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プリンターとPCは同梱USBケーブルで接続
PCで使う場合は、同梱のUSBケーブルで接続します。プリンター側がUSB-CでPC側がUSB-Aです。つないで、プリンターの電源を長押しでONにします。ソフトの上の部分【未接続】となっている部分をクリックすると、接続作業を始めます。つながると、プリンター名が表示されます。
パワポで作った画像をプリント
ここでは、パワポで作った画像をプリントしてみます。プリントするサイズが41mmなので、倍のサイズで作ってみました。パワポで作った画像は、画像を右クリック→【図として保存】で【jpeg形式】で保存します。
ソフトで読み込んでみましょう。
まず左上の【+ラベルを作成する】をクリック。
すると、今プリンターに入っているラベルロールを認識して、表示されます。左側のメニューから、【画像】をクリック。
読み込まれました↓サイズはラベルサイズに合わせて縮小されます。
右側のメニューで画像を修正できますが、今回はこのままプリントします。右上の【印刷】を押します。印刷モードが【速度優先】になっていたら、【明晰度優先】(めいせきど)に変えましょう。そして、【印刷】ボタンを押します。
2~3秒でプリントされます。簡単ですね。でもちょっと上下左右にずれてますので修正しましょう。

先ほどの【印刷】画面で【オフセット】という項目があります。ここに数値を入れてみます。今回は【右に0.4mm】、【下に0.4mm】ずらします。ついでに印刷濃度を【1段濃く】しました。
結果はこちら↓うまく補正できました!きれいにプリントできていますね。
B21 Proの良いところとイマイチなところ
良いところ
①プリンターのデザインがとてもかわいい
何と言ってもこのレトロかわいいデザインが最高です。高級感もあり、所有感が満たされます!
②プリントが簡単で速い
思い立った時に、スマホでちょちょっと作って、サッとプリントできる。インクジェットプリンターみたいに、使うたびにヘッドクリーニングなどでなかなかプリントできない・・・なんてことが無いので、ストレスがありません。
③専用アプリ以外のソフトで作った画像をプリントできる
Canvaやパワポなど別のソフトで作った画像を読み込んでプリントできるのがとても良いです。
④インク不要が精神的に良い
ラベルロールは種類により枚数が違いますが、1ロール100枚~200枚あり、インクが不要なので、気兼ねなく使える。
イマイチなところ
写真のようなグラデーションのある画像のプリントは、写真専用ラベルロールが必要。
B21 Pro とB21の違い
違いは、プリントの解像力と赤色プリント。どちらも専用のシールロールのみでの対応になります。
プリントは点の集まりで構成されています。【dpi】とは【ドット・パー・インチ】のことで、1インチ(25.4mm)の中に何個のドット(点)があるかを表す単位です。数値が細かいほど、画像がきめ細かくなり、ドットが見えにくくなります。300dpiとは、25.4mmの中に300個の点が入る細かさを表します。
通常は、熱をかけると黒を発色する層がコーティングされていますが、赤を発色する層が追加でコーティングされており、熱のかけ方により、赤と黒の2色を発色させることができるプリントです。デザインの幅が広がります。
| 項目 | B21 Pro | B21 |
|---|---|---|
| プリント解像力 | 300dpi(専用シールのみ) | 203dpi |
| 赤色プリント | 可(専用シールのみ) | 不可 |
| 値段 | 10,000円~12,000円 | 9,000円程度 |
まとめ
レトロかわいいラベルプリンターNIIMBOT B21Proの開封レビューをお伝えしました。なんといってもこの【かわいさ】と【てがるさ】がとてもお気に入りです。
個人や小さいお店で、ハンドメイド品やお菓子などを販売する時のパッケージにつかったりすると、おしゃれで、ブランド感がとても上がるので、おすすめです!
次回は、【Pro】の特徴である、【300dpi】の写真画質出力について、レビューします。お楽しみに!
最後まで御覧いただき、ありがとうございました。



































