【さとぴデザイン】です。このサイトの絵や画像は全部パワポで作っています!

パワポとカッティングマシンで、かわいいサインプレートを作ってみる!【デザイン編】

パワポでサインプレートを作る

 

Piko5パワポとカッティングマシン(シルエットポートレート3)で、かわいい2色サインプレートを作ってみます。

今回作るプレートは、プラ板⇒カッティングシート(黄色)⇒カットしたカッティングシート(黒)を貼り付けて2色で作ります。

ちょっとボリュームがあるので2部構成とします。

本記事は1部目、【パワポでデザイン画をつくる方法】の紹介になります。

次回の記事で【カッティングマシーンを使ってカット、貼付け方法】を紹介します。

 

◆この記事で分かること

パワポで2色サインプレートのデザインの作り方

  • 【描画】機能を使った手書き風デザイン画【わんこさん】
  • 【図形】機能を使ったデザイン画【ふくろうさん】

こんなサインプレートを作ります

Piko6
Piko
今回作るサインプレートはこんな感じです。
大きさは、100mm×100mmです。
まずは、頼もしい番犬の【わんこさん】手書き風です。
防犯プレートですが、よくある「猛犬注意!」だと、ちょっと刺激が強いので、

「ほえるかも・・・」とやわらかい感じにしつつ、どろぼうさんに「もし、ほえられたらどうしよう・・・」という不安感をもたせることにより、押し入ることを、あきらめさせることができると思います。たぶん・・・

わんこさん
もう一つは、夜の見張り番、【ふくろうさん】です。
猛きん類で、夜行性、音もなく飛んできて獲物を捕まえる、頼もしい見張り番です。
この2つのサインプレートを外から見える部分に貼っておけば、有効な防犯対策になるかもしれません。
ふくろうさん
いずれも、注意をうながすサインプレートなので、黄色と黒の2色で構成しています。
ベースの黄色シートの上に、カットした黒シートを貼る感じです。
という訳で、はりきって作っていきましょう!

制作の流れ

Piko6
Piko
制作の流れを見てみましょう。
工程が長く感じるかもしれませんが、やってみるとそうでもないです。
わりと簡単ですので、ご心配なく。
  1. パワポでデザイン画をつくる
  2. jpeg形式で保存

  3. シルエットスタジオ5で読み込む
  4. シルエットスタジオ5で切り抜き線をトレース(描き写すこと)
  5. PCとシルエットポートレイト3をUSBで接続
  6. 刃やカッティングシートをセットし、試し切りをしてカット条件を決める
  7. 切り抜きデーターをシルエットスタジオ5からUSB経由でシルエットポートレイに送る
  8. カット
  9. カットしたシートの不要部をはがす
  10. アプリケーションシート(透明シールシート)を上から貼りつけ
  11. アプリケーションシートをはがし、アプリケーションシートに付いたカットされたシートを、ベースになるシートへ貼り付け
  12. 完成!

この記事では、パワポでデザイン画を作り、保存する②までになります。

【描画】機能を使った手書き風デザイン画【わんこさん】編

Piko6
Piko
【わんこさん】のデザイン画から作っていきます
【わんこさん】は、手書き風にしたいので、【描画】機能を使います。
パワーポイント上部のメニューに【描画】機能が見当たらない方や、機能の説明については、以下の記事を参照して下さい。
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パワポで手書き風イラストを描く方法

手書き風の描き方

【描画】機能をつかって絵を描く時は、ペンタブレットを使います。

いきなり描き進めても良いのですが、最初にイメージを固めるため、紙と鉛筆で下絵を描いてみます。
手書きの下絵
それを見ながら、ペンタブレットでパワポ上に描いていきます。
黒ペン設定で、線の太さは中くらい。後で変えられます。
【描画】の線は、1本1本がレイヤーという層になるので、重ねて描いても混ざらず、個別に選択して消すことが出来ます。
塗りの部分は、手書き風を表現する為、完全に塗りつぶさず、荒い感じにしました。
ペンタブレットで描く

枠を図形で描く

絵が出来たら、枠を図形で描きます。

上部メニューの【挿入】→【図形】→【四角形:角を丸くする】で【Shiftキー】を押しながら適当な正方形を描きます。

※【Shiftキー】を押しながら描くと四角形は正方形に、楕円は正円になります。

正方形を描く

サイズを整えますね。

正方形を左クリックで選択→上部メニューの【図形の書式】タブをクリック。

右端に、【サイズ】の欄に縦横ともに10cmと入力。

サイズを整える

これで、10cm角の正方形になりました。

角のRは好みのサイズにします。

調節方法は、描いた四角形を左クリックすると、左上Rに黄色のポチが出てきます。

ここをスライドすることで角Rサイズを変更することが出来ます。

角のRを調整

色は、黄色(オレンジ?)に変更します。

描いた四角形を左クリックして選択→上部メニューの【図形の書式】タブをクリック。

【図形の塗りつぶし】から色を選択します。

線は無しにしたいので、

【図形の枠線】から【枠線なし】を選択します。

これで黄色いベースが出来ました。

黄色に変更

次に、この黄色いベースをコピーして一回り小さくし、黒線枠を作ります。

黄色いベースを【Ctrlキー】を押しながら左クリック&ドラッグでコピーします。

コピーした図形が選択された状態で、上部メニュー【図形の書式】→【図形の塗りつぶし】→【塗りつぶしなし】

【図形の枠線】→【黒】、

【線太さ】→【6pt】

【サイズ】→縦横ともに、【9.3】

枠を作る

先の黄色いベースと位置を合わせます。

黄色いベースと枠図形両方を囲って選択し、上部メニュー【図形の書式】→【配置】→【左右中央揃え】と【上下中央揃え】をそれぞれ選択。

黒フチ図形の角Rは外側の黄色ベースとの間隔が同じになるように調整します。

位置を合わせる

続いて、【四角形:上の2つの角を丸める】を描き、上下反転します。

四角形を描く

上下反転の方法は、四角形をクリックして選択し、上部メニュー【図形の書式】→【回転】→【上下反転】です。

上下反転

色を【黒】、【枠線なし】に設定した後、サイズを整えます。

色を変更

文字を入れる

文字を入れましょう。

上部メニュー【挿入】→【図形】→【テキストボックス】

適当な位置で、クリック&ドラッグでテキストボックスを描き、「ほえるかも・・・」と入力。

文字を入れる

テキストボックス選択状態にして、上部メニュー【ホーム】から、お好みの【フォント】と【サイズ】、色は【黄色】を選択します。

文字のフォントやサイズを変更

わんこさんの絵を合体

最後に、【わんこさん】の絵を合体します。

わんこさんの絵は、最初に描いたので、パワポシート上で、下の方のレイヤー(層)になります。

このまま重ねると、後に描いた枠に隠れてしまうので、レイヤーを最前面に移動します。

絵が隠れる

【わんこさん】の絵の全体を囲んで選択し、右クリック→【グループ化】します。

再度右クリック→【最前面に移動】を選択。

これで、重ねることが出来ます。

重ねて位置や大きさを調整しましょう。

最前面に移動

調整が終わったら、全体を囲って選択し、右クリック→【グループ化】します。

右クリック→【図として保存】を選択。

【jpeg形式】を選んで、名前を付けて保存します。

保存形式は、【png形式】でも良いですが、後でカッティングマシーンのソフト【シルエットスタジオ5】で読み込んだ際、自動で外形トレースがかかってしまい、扱いがやや面倒なので、【jpeg形式】をオススメします。
※ちなみに外形トレースOFFに設定することも可。
これでデザイン画の完成です!
完成!

【図形】機能を使ったデザイン画【ふくろうさん】編

Piko6
Piko
続いて、【ふくろうさん】のデザイン画を作ります。
こちらは、【図形】を使って描いていきます。
ふくろうさんのデザイン画

図形でふくろうさんを描く

まず、ネットで「ふくろう」を検索します。

いくつかの画像から自分なりに特徴を見いだし、絵のイメージを決めます。

まったりして眠そうだけど、ちゃんと見張りをしてます感を出すイメージとしました。

下絵

描き方としては、【楕円】を変形させて描いていきます。

上部メニュー【挿入】→【図形】→【楕円】で適当なサイズの楕円を描きます。

Piko6
Piko
ここでポイントです!

この楕円を右クリック→【頂点の編集】

1つの頂点を左クリックすると、ハンドルが両側に表示されます。

一方のハンドルを【Altキー】を押しながら、ちょこっと動かします。

残りの3カ所の頂点も同様のことをします。

これをすると、頂点を移動しても隣り合った頂点のハンドルが自動で動かなくなるので、作業がしやすくなります。

作業的には、【頂点を中心にスムージング】を解除したことになります。

この楕円をコピーしながら使っていきます。

楕円を使うポイント

頂点を右クリック→【頂点を基準にする】を選択しても同じ効果になります。

◆胴体と頭を描く。
先の楕円をコピーして、もってきます。
ちょっと縦長にして、胴体とし、これをコピーして上に移動。
横長にして顔にします。
◆耳のような部分を描く。
楕円をコピーして、耳のような角みたいな部分を作ります。
三日月状にしたものを大きさを変えて重ねます。
出来たら2つグループ化し、コピーして、反転します。
これを両側に配置します。
都度、頂点の編集にして、頂点の位置とハンドルの向きや長さを調節して描いていきます。
胴体と頭を描く
形が整ったら、頭と胴体を合体します。
先の、耳の部分を一旦グループ化解除します。
グループ化されているパーツがあると、【図形の結合】ができません。
全体の図形を囲って選択し、上部メニュー【図形の書式】→【図形の結合】→【接合】を選択。
頭が大きくて尻つぼみな形が出来ました。
接合する
◆おなかを描く
また、最初に作った楕円をコピーしてきます。
縦長に下後に、末広がりになるように頂点とハンドルを調整します。
おなかを描く
◆顔を描く
わきの別の場所で顔だけ描きましょう。
先の楕円をコピーして、頂点の編集でハンドルを調整し、顔の左側部分になるように形を整えます。
できたら、コピーして右側に配置し、左右反転します。
2つの楕円を重なるように配置したら、合体します。
これで、メガネみたいな形が出来ました。
顔を描く
楕円をコピーして、くちばしにします。
同様に、楕円をコピーして白目と黒目にします。
白目は少し傾けて、垂れ目にします。
まぶたも楕円の中央下の頂点を上に移動。
左右の頂点の下ハンドルをそれぞれ内側に折りたたむ方向に移動することで、鋭角を作ることができます。
顔が出来たら、顔のパーツだけ囲って、グループ化しておきます。
頭の部分に重ねましょう。
顔を描く2
◆足を描く
楕円をコピーして、3つにして並べます。
真ん中を大きめにして、合体します。
◆羽を描く
楕円をコピーしたら、三日月状にして、配置。
こちらも、コピーして、左右反転します。
両側に配置したら、それぞれを、右クリック→【最背面に移動】します。
◆おなかの毛の模様を描く。
楕円をコピーしてきたら、【頂点の編集】で、三日月のような形を作ります。
小さくして、コピーして並べましょう。
足や羽を描く
これでふくろうさんのパーツは出来ました。
あとは、線と塗りで調整します。
図形が重なったイメージを透明度50%にして、表示しました。
図が重なったイメージ

塗り線太さの調整

最後の調整になります。

黄色と黒の2色で表現する為、輪郭線で表現するか、面の塗りで表現するかを考えながら、変更調整していきます。

ふくろうさんの塗り分けを参考までに図にしました。

塗り分け

線で表現する部分は、カッティングマシーンでカットすることを考慮すると、ある程度の太さが必要です。

枠は、【わんこさん】で説明した内容と同じなので、省略します。

これでデザイン画は完成です!

完成です!

 

まとめ

Piko5今回は、パワポでサインプレートのデザイン画を作る部分を紹介しました。

  • 【描画】機能を使った、手書き風
  • 【図形】(楕円)を使って描く方法

図形を使って描く方法では、楕円からの変形で結構なデザイン画を作ることが出来ます。

慣れてくると、楽しくなりますよ。

特に、線と塗りの表現が上手くいった時は、満足感が高いです。

次回は、この画像データーを使って、カッティングマシーンで切り抜き、プレートを作成する方法を紹介します。

最後まで御覧いただき、ありがとうございました。