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ワンランク上の表現!パワポで【黒グラデーション透明効果】の作り方と活用方法

黒グラデーション透明効果

 

Sanakoパワーポイントで画像に【黒グラデーション透明効果】を入れて、注目してほしい部分を明確にしたり、テキストを入れて補足すると、分かりやすく、ちょっと高級感のあるワンランク上の表現になります。

今回は、そんな【黒グラデーション透明効果】の【作り方】と【活用方法】をお伝えします。

割と簡単ですよ。

◆この記事でわかること

  • パワーポイントで黒グラデーション透明効果の作り方
    ・放射グラデーション
    ・線形グラデーション
  • 黒グラデーション透明効果のアレンジ
  • 黒グラデーション透明効果の活用方法

 

黒グラデーション透明効果とは

Sanako2
Sanako
こんな感じの表現です。
画像の一部に黒グラデーションのフィルムをかぶせる感じです。
黒色が薄くなる部分は、下の画像が透けます。
黒色が濃い部分は、下の画像が見えなくなります。
この【作例1】では、周辺を黒くして、中央のスライムさんたちをより強調する表現です。

 

作例1
もう一つ、【作例2】では、下の部分を黒くして、文字を引き立たせる表現です。
作例2

作ってみよう!

Sanako2
Sanako
早速作ってみましょう!

作例1(放射グラデーション)の作り方

まず、画像を読み込みます。
上部のメニュー【挿入】→【画像】→【このデバイス】→画像があるフォルダーに移動して読み込む画像を選択し、右下の【開く】を押す。
画像はドラッグ&ドロップでも挿入できます。
画像を読み込む
開いたら、適当な大きさにします。
画像をクリックして選択状態にして、4隅のどこかをドラッグすると、大きさが変更できます。
画像を適当な大きさに変更
大きさは後からでも変えられます。作業しやすいサイズにしておきましょう。
次に、グラデーションを作る為に、四角形を描きます。
上部メニュー【挿入】→【図形】→【正方形/長方形】をクリック。
画面上で、適当なサイズの四角形を描きます。
四角形を描く
四角形を描いた状態
描いた四角形にグラデーションの設定をします。
四角形を右クリック→【図形の書式設定】を左クリックで選びます。
図形の書式設定を選ぶ
右側に【図形の書式設定】のメニューがでますね。
【>塗りつぶし】の【>】を左クリックすると、メニューが開きます。
下図のように設定しましょう。
①塗りつぶし(グラデーション)にチェック
②種類:プルダウンから【放射】を選択
③方向:プルダウンから【中心が白い画像】を選択
設定画面
④【グラデーションの分岐点】というバーの部分。
両脇のタブを残して、中の2つのタブをそれぞれ左クリックで選択→【Deleteキー】で消します。
タブを間違えて消した場合は、バー上で左クリックすると追加出来ます。
設定画面2
⑤左のタブを左クリックで選択
⑥色を黒に変更
⑦透明度を100%に設定
 バーを右に動かすか、数値で100と入力して設定します。
⑧右のタブを左クリックで選択
⑨色を黒に変更
※ここの透明度は0%のままにします。
グラデーションの設定はこれで終了です。
設定画面3
ここまで設定できたら、四角形を見てみましょう。
中央が透けて、周囲が黒くなっていますね!
四角形に設定が反映
ここで、四角形の枠線を消しておきます。
右に表示されている【図形の書式設定】の下の方にある、【>線】の【>】の部分を左クリック。
下の方にスクロールすると、線のメニューが出てきます。
ここで、【線なし】にチェックします。
枠線を消す
では、画像に重ねてみましょう。
左上を合わせると、赤い短い点線が出ます。そこでマウスをはなすと角が合うと思います。
角を合わせる
つぎに、右下をドラッグして、画像と大きさを合わせてみましょう。
どうでしょうか? ちょっと暗いですね・・・
仕上がりが暗い
画像の上で右クリック→【図形の書式設定】
先ほどの【グラデーションの分岐点】の部分で、左のタブを右にスライドしてみましょう。
中央の明るさが変わったと思います。
タブをスライド
最後にグラデーションと画像をグループ化します。
画像を囲って選択します。(画像の外側の左上をクリックして、右下にドラッグ)
画像上にカーソルをもってきて、右クリック→【グループ化】します。グループ化
これで、移動も拡大縮小も可能になります。
グループ化後の拡大縮小時は、【shiftキー】を押しながら隅を動かすと、縦横比を保ってくれます。
グループ化したものを2回クリックすると、グループ化した中のパーツ選択状態になるので、動かすと個別に動いちゃいます。ちょっと注意です。
完成です!
完成!

作例2(線形グラデーション)の作り方

今度は、線形のグラデーションです。

画像を読み込み、適当な大きさにします。

画像を読み込む

次に、グラデーションを作る為に、四角形を描きます。
上部メニュー【挿入】→【図形】→【正方形/長方形】をクリック。
画面上で、適当なサイズの四角形を描きます。
描いた四角形にグラデーションの設定をします。
四角形を右クリック→【図形の書式設定】
右側に【図形の書式設定】のメニューがでますね。
ここまでは、【作例1】と同じなので、詳細は上記を参照してください。
下図のように設定しましょう。
①塗りつぶし(グラデーション)にチェック
②種類:プルダウンから【線形】を選択
③方向:プルダウンから【上辺が白い画像】(下方向)を選択
線形グラデーションの設定
④【グラデーションの分岐点】というバーの部分。
両脇のタブを残して、中の2つのタブをそれぞれ左クリックで選択→【Deleteキー】で消します。
タブを間違えて消した場合は、バー上で左クリックすると追加出来ます。
※ここは作例1と同じです。
設定画面2
⑤左のタブを左クリックで選択
⑥色を黒に変更
⑦透明度を100%に設定
 バーを右に動かすか、数値で100と入力して設定します。
⑧右のタブを左クリックで選択
⑨色を黒に変更
※ここの透明度は0%のままにします。
グラデーションの設定はこれで終了です。
※ココも作例1と同じです。
設定画面3
ここまで設定できたら、四角形を見てみましょう。
上部が透けて、下部が黒くなっていますね!
四角形の仕上がりを確認
では、画像に重ねてみましょう。
左上を合わせると、赤い短い点線が出て、角が合うと思います。
つぎに、右下をドラッグして、画像と大きさを合わせてみましょう。
全体的にくらいので、グラデーションの調整をします。
全体的に暗い
画像の上で右クリック→【図形の書式設定】
先ほどの【グラデーションの分岐点】の部分で、左のタブを右にスライドしてみましょう。
上段と中段が明るくなりましたね。
明るくする
黒くした部分にテキストを入れてみます。
上部のメニューから、【挿入】→【図形】→【テキストボックス】
テキストを入れる
適当な場所で四角形を描くようにクリック&ドラックすると、テキストボックスが出来ます。
テキストを入れます。
文字色を白くしたいので、【テキストボックス】を左クリック→【ホーム】→【フォント】→【A】のプルダウンから【白】を選択。
黒地に白文字は細く見えるので、太くします。
同じく、フォントの【B】をクリックすると、太文字になります。
テキストの色と太さを変更
テキストの位置を調整しましょう。
ここで、黒グラデーションの外枠を消しちゃいます。
画像の上で右クリック→【枠線】→【枠線なし】
枠線を消す
最後にグラデーションと画像をグループ化します。
画像を囲って選択します。(画像の外側の左上をクリックして、右下にドラッグ)
画像上にカーソルをもってきて、右クリック→【グループ化】で完成です。
完成!
文字を入れた場合、グループ化して拡大縮小しても、文字サイズはかわらないです。
拡大縮小した場合、文字を選択して、文字サイズを変更してください。
文字の変更が無い場合は、全体をコピーして、貼り付けのオプションで【図】を選ぶと、文字が図と一体化するので、拡大縮小時に、追従してサイズが変わります。

黒グラデーション透明効果のアレンジ

Sanako2
Sanako
透明効果のアレンジについて。

グラデーションの種類

グラデーションは4種類あります。
  • 線形:一方向のバー状
  • 放射:円形(扇型)
  • 四角:二方向のバー状
  • パス:一筆書きで閉じた図形の輪郭に沿う

グラデーションの種類

こちらは、【四角】に変更してみたものです。↓
グラデーションの種類を四角に変更
いろいろ試して見ましょう。

グラデーションの分岐点設定

分岐点の右側タブは、透明度0%に設定と説明してきましたが、完全に下の画像を消すのではなく、少し透けた感じにしたい場合は、【右側のタブ】の【透明度を20~30%】に変更してみて下さい。
右タブ透明度30%

画像の補正

グラデーションをかぶせると、画像全体が暗く感じられます。

この為、使う画像の明るさやコントラストを事前に高めにした方が、見栄えが良くなることがあります。

画像を左クリックで選択→【図の形式】→【修正】→このみの明るさ、コントラストを選ぶ。

画像によって異なりますが、以下の2つがオススメです。

  • 明るさ20%、コントラスト0%(基準の右となり)
  • 明るさ20%、コントラスト20%(基準の右となり、1つ下)

画像補正

より細かく設定したい人は、

画像を右クリック→【図形の書式設定】で右端の【山アイコン】をクリックすると、【図の修正】という項目があり、ここで、細かく設定出来ます。

より細かく設定

活用方法

Sanako3
Sanako
活用方法を説明しますね。

画像の主題を明確にする

画像の注目してもらいたい部分を強調する時に使う。
注目してもらいたい部分が画像中央にある方が、効果が出しやすいですが、少しズレていても、下図のようにすることも出来ます。
こちらは、放射で方向を【右上隅から】にして、右側タブを少し左にスライドし、黒い部分を増やしてみました。
メインが右に寄った場合の対応
画像が大きい場合は、トリミングして、あらかじめ中央に注目部分をもってくるのも手です。

映り込んだ不要なものを見えにくくする

画像の中に不要なものが写っていて、見えにくくしたい時に使う。
不要なものの写っている位置にもよりますが、グラデーションで上手くおおえれば、自然に目立たなくすることが出来ると思います。
不要なものを目立たなくする

テキストやロゴを入れるスペースにする

画像の説明などを入れるスペースとして使うと、少し高級感のある仕上がりになります。
テキストが入ると、より分かりやすくなりますね。
テキスト挿入事例

まとめ

Sanako今回は、黒グラデーション透明効果の作り方と活用方法について、紹介しました。

この方法を活用すると、画像が分かりやすくなり、資料の質があがります。

◆まとめ(作り方)
①画像を読み込む
②四角形を描く
③四角形を右クリック→【図形の書式設定】をひらく
④塗りつぶし(グラデーション)にチェック
⑤グラデーションの種類と方向を選ぶ
⑥グラデーションの分岐点タブを両サイド2コのみにする(不要を消す)
⑦左のタブを黒、透明度100%に
⑧右のタブを黒、(透明度は0%のまま)
⑨四角形を画像に重ねてグループ化
文章で書くと、手間数が多く大変そうなのですが、一度やってみると、すぐに覚えられますよ!
一度お試し下さい。
最後まで御覧いただき、ありがとうございました。