2022年光造形3Dプリンターの買い時が来た~!っと前回の記事を書いている時は、まだ検討中だったのですが、ブラックフライデーセールにて、ついに買いました!
買った機種は、【ELEGOO SATURN S】です。
同じく、ELEGOOのMARS 3 PRO、ANYCUBICのPhoton M3と迷っていましたが、結局検討していた中で、最も大きい機種にしました。
選定理由や現物のレビューをしますね。
◆この記事で分かること
- 光造形3Dプリンターの購入時の選定理由
- ELEGOO SATURN S の開封レビュー
- 他に必要なもの(備品、3Dデーター)
SATURN S に決めた理由
プリントサイズが小さいとストレス?
プリントサイズがポイントでした。
大きいと、レジンを大量に使い失敗時のダメージが大きい。
小さいと、分割して出さないとダメで時間がかかりストレスがたまるかも。
この2つの件で迷っていましたが、
一部口コミで、
小さい機種を買った人は、大きい機種に買い換える人がそこそこいる。
やはり小さいと、物足りなさが残る人も居るようです。
私は、FDM方式の3Dプリンターを持っており、プリント範囲は225×225×280mmと大きいです。
これと比較すると、光造形3Dプリンターはプリントサイズが半分以下のものが多く、すぐ不満が出て、買い換えたくなると困るな~という思いが出てきました。
やっぱ大きい方が良いかも・・・
小型機:MARS(火星)
中型機:SATURN(土星)
大型機:JUPITER(木星)
洗浄・UV硬化機:MERCURY(水星)
FDM3Dプリンター:NEPTUNE(海王星)
お値段もポイント
当然ですが、お値段も大きなポイントです。
50,000円は切りたいなぁ~という思いはありました。
この時、SATURN S は、55,999円と、ちょっと高い。
MARS 3 Pro は、46,999円と、5万円を切っていました。
ここは、ブラックフライデーでどこまで下がるか?で決めようと思っていました。
そんな中、楽天のブラックフライデーセールが一足早く始まり、調査していると、なんと、1万円引きのクーポンが限定で出ているのを発見!
この楽天のお店、SATURN S の元値は5,4999円(送料無料)だったので、45,000円で買える+楽天ポイントも1,500円程度付くという信じられない状態。
ここで、アマゾンのブラックフライデーを待たずして、即決しました!(笑)
他に必要なもの
そんな訳で、プリンターは購入したのですが、使う上で他に必要なものを、お安いブラックフライデーセールの間で、一気に揃えます。
水洗いレジン
材料の水洗いレジンです。
ANYCUBICの水洗いレジンの評判がとても良いので、こちらの青(水色)で、強気の1Kgを選択。
材料をケチケチしてもしょうがない+20%オフなので、決めました。
UV硬化ライト
こちらは2次硬化で必要です。
シンプルなUVライトですが、段ボールにアルミホイルを引いて、こちらのライトで使っている方が結構いるようなので、価格も安く、メーカーは、FDMの3Dプリンターで有名な【Creality】ということもあり、ちょっと安心。
最初は、ELEGOOの洗浄とUV硬化ができる機械を検討しましたが、どちらかというと、IPAで洗う用なんですね。
水洗いレジンの場合、長く洗っていると膨張する為、手早く洗う必要があるということで、まずはバケツで運用することにします。
マグネット式ビルドプレート
FDM方式ではお馴染みの、マグネットで取り外し可能なビルドプレートです。
SATURNの動画を見ていると、ビルドプラットフォームへの食いつきが良すぎて、プリント品を取り外すのに苦労されている方が多々いらっしゃいます。
ビルドプレートが取リ外せる方が、プリント品を取りやすいことは、明らかなので、最初から導入します。
SATURN S 用は、アマゾンで一時的に品切れだったので、アリエクスプレスで注文しました。
レビュー記事はこちら↓
光造形3Dプリンターで必須とも言える、取り外し式マグネットビルドプレートのレビューです。 光造形3DプリンターELEGOO SATURN Sは、ビルドプレートがブラスト処理(ざらざら処理)されており、食いつきが良い反面、プリン[…]
アマゾンで買えるものを貼っておきます。
3Dモデルデーター
プリント出力する3Dモデルデーターを用意します。
これは、最終的には自分で作る予定ですが、まずは、ネットで無料の3Dデーターを探します。
基本的にはフィギュアです。
4Kの実力をみたいので、出来れば模様が細かめに入っている、レジン販売ページのわきに写っているものなんかが良いのですが・・・
この辺り↓のサイトから無料の3Dデーターをダウンロードしてみます。
<My Mini Factory Market Place>
【Free】が無料です。
3Dファイルの形式は【stl】形式を選んでおきましょう。
開封の儀
まず、外箱到着状態です。
箱大きいです。
SATURN S の絵が印刷されています。わくわくしますね~\(^_^)/
開けてみましょう。
4隅には、樹脂製の補強材があり、4辺には紙製ですが、とても硬いL字の補強材があり、梱包はかなりしっかりしています。
本体を出してみました。
ビニール袋で覆われています。
赤いフタを外すと、ポロポロしない発泡フォームが詰まっています。
発泡フォームの中には、ビルドプラットフォームがあり、取り出すとこんな感じ。
レジンタンクがねじ止めされています。
外観が素晴らしくカッコイイ!
ネット画像や動画で見ていると、四角い箱っていう感じなんですが、現物を前にすると、
外観が素晴らしくカッコ良く、感動しました!
フタはクリアレッドで、全体にラップが巻かれています。
傷や割れは無く、強度もあり、とても綺麗です。
フタを取った後に残る本体ですが、これが金属の塊で、とてもカッコイイです。
レジンタンクが乗っているベースはアルミの切削品です。
そして、Z軸の柱部分は、ものすごく強度のある、アルミ支柱に、ダブルのスライドレール。
4Kの精度を出す為には、これくらい強度が必要なんでしょう。
ものすごく安心感があります。
操作パネルがある周囲は、板金でシボ塗装が入っており、ガッチリして高級感があります。
レジンタンクは大きい
レジンタンクはアルミ製で、丈夫で大きいです。
ただ、持つ部分がとても小さいのがちょっと残念。
残ったレジンをボトルに入れる時が、ちょっとやりにくそう。
タンクの裏面4隅には、ねじ頭が出ていて、
- 本体へセットした時の位置決めの役割
- 本体から外して、机などに置く場合には、FEPフィルムが接地しないようにする為の足の役割
があります。
レジンタンクの容量は?
今回この機種を選ぶにあたり、気になったのはレジンタンクの容量です。
【MAXライン】まで水を入れてみたところ、【650ml】でした。
ただ、MAXラインまで入れると、こぼしそうでかなり危険な感じです。
ちなみに水【500ml】入れるとこんな位置。
見ずらいですが、ラッパ状に大きくなる手前のあたりに水面があります。
底に貼られたFEPフィルム面から15mmくらいの高さです。
結構入るんですね。
レジンを購入するのに、500gにするか1kgにするか悩み、結局1kg買いましたが、正解だったようです。
500gだと全部入れて1回のプリントに丁度良いくらい。
すぐ追加を買うようですね。
ビルドプラットフォームも大きい
ビルドプラットフォームもアルミ製で、本体にささる円柱部分が思っていたよりも、太くてごついです。
ビルド面には、サンドブラスト処理がされており、紙やすり面のようで、食いつきが良いのが特徴となっています。
この部分は付け外しを頻繁に行うので、重さが気になりますね・・・
【835g】でした。
けっこう重いですね・・・(^_^;)
付属品を開封
付属品は、別の箱にまとまっています。
こんな感じ。
マニュアルは日本語でした。
手袋の絵があるけど、入ってないです・・・(>_<) 入れ忘れ?
小型空気清浄機
小型の空気清浄機がついています。
USBで本体に直挿しでセットします。
水洗いレジンを使うので、臭いはあまり気にしていないのですが、水洗いレジン自体、無臭では無いようなので、多少でも効果があると良いです。
これそのまま、挿して使えると思ったら、中のフィルターがビニールに入ってて、取らないとダメでした。
気をつけましょう。
本体の大きさ感
SATURN S は大きいと言われます。
まぁ大きいんですが、【光造形3Dプリンターの世界では】という限定です。
一般的なFDMの3Dプリンターと比較すると、さほどでもありません。
ただSATURN S は、使用時にカバーを上に引き抜いてわきに置いておくスペースが必要なことは、考慮しておいた方が良いかもです。
上に引き抜くので、上に空間が必要で、棚の中に入れ込むことは難しいです。
設置は余裕のある場所にしましょう。
通電テストします
電源ONでファンが回る
電源ONで、背面にある2つのファンが回りますが、音はファンヒーターくらいの大きさでしょうか。
OSの立ち上がりも数秒という感じで速いですね。
タッチパネルは反応が良い
タッチパネルの反応は良く、ストレスは感じません。
画面の言語は、英語と中国語のみです。
英語で運用しますが、簡単な英語なので、問題ないかと。
Z軸の駆動
ビルドプラットフォームを取り付ける為に、Z軸を上に動ごかします。
メニューから、移動量を選んで上に動かします。
ホーム(原点)センサーが機能しているかも確認します。
一旦ビルドプラットフォームとレジンタンクを外します。
すると、ボールねじの根元付近にホーム(原点)センサーが見えます。
ホームボタンを押すと、下に下がり、ホーム(原点)センサーを切ると、一旦少しだけ逆転して上がり、また下がって止まります。
ここが、上下方向の初期位置です。
つまり、どこまでも下がる懸念があるので、注意しましょう。
最悪、突き当たりまで動き、ガガガッとなるかもです。
原点センサーが機能するのは、ホームボタンを押した時です。
UV光源の発光確認
Toolメニューから、UV発光らしきアイコンを選ぶと、発光時間を設定する画面になります。
5S(秒)程度に指定して発光させます。
UV光なので、目には良く無いので、凝視しないようにしましょう。
ここまで動作関係は、問題無いようです。
まとめ
今回は、光造形3Dプリンター ELEGOO SATURN S の購入理由や、その他に必要な物で購入した物の紹介をしました。
外観は非常に高級感があり、金属の塊感が最高です。
マグネット式のプラットフォームが届いたら、プリント状況をレビューします。
お楽しみに!