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パワーポイントで本物っぽい【水玉】【こぼれた水】【水滴・しずく】の作り方

パワポで水滴

Piko8パワーポイントで本物っぽい、【水玉】【こぼれた水】【水滴・しずく】の作り方を紹介します。限りなくニッチで、需要が少ない作例になりますが、リアル感を追求したくなっちゃうテーマです。中級編として、ぷくっとした表面張力によるレンズ効果の表現を入れて、よりリアルな感じの例も紹介します。

◆この記事で分かること

  • パワーポイントで本物っぽい、【水玉】【こぼれた水】【水滴・しずく】を作る方法。
  • 水滴の表面張力によるレンズ効果(ゆがみ)を表現したリアルな作例の紹介。

今回紹介する【水玉】【こぼれた水】【水滴・しずく】はこんな感じ

Piko11
Piko
今回紹介する【水玉】【こぼれた水】【水滴・しずく】はこんな感じです。
今回紹介する水玉などの表現

パワポでの作り方

Piko11
Piko
作る手順ですが、まず水玉を作り、水玉を変形させて【こぼれた水】【水滴・しずく】を作ります。

水玉を作る

まず、丸図形を描きます。上部のメニューから、【挿入】→【図形】→【楕円】。
丸図形を描く
つづいて、描いた図を左クリックで選択した状態で、上部メニュー【図形の書式】→【図形の効果】→【標準スタイル】→【標準スタイル2】を選択します。すこしふっくらしました。
図形の効果を適用
図形を右クリック→【図形の書式設定】を選択すると、右側にメニューが出ます。上のタブの【図形のオプション】→真ん中の【効果】を選択。
図形の書式設定
【影】をクリックして、上の【標準スタイル】のプルダウンから【影なし】を選択。影を消します。
図形の書式設定ー影を消す
つづいて、下の方【3-D書式】をクリック。いろいろ項目が並んでいますが、いちばん上、【面取り:上】幅(W)に【20pt】、高さ(H)に【20pt】と入力。
面取り量変更
下の方【質感】で【透明】にある【クリア】を選択。
質感変更
さらに、その下【光源】で【冷たい】を選択。
光源変更
最後に塗りを変更します。上部タブから左の【塗りつぶしと線】を選択。【塗りつぶし】の色を【薄い水色】にします。つぎに【線】ですが、最初から【線なし】にチェックされていると思いますが、実際は線があったりするので、一度【線(単色)】をクリックしてから、【線なし】をクリックし、確実に線を消します。
塗りを変更
これで、基本的な水玉ができました。
基本的な水玉の完成!
設定がいろいろあったのでまとめると、こんな感じ↓です。
書式設定まとめ
◆ちょっとメモ
水玉を描く背景によっては、【光源】は【暖かい】から選んだ方が落ち着く場合もありますので、いろいろ試して見て下さい。

水玉から【こぼれた水】を作る

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Piko
水玉を変形して、こぼれた水っぽくします。
水玉図形を右クリック→【頂点の編集】を選択。すると、水玉図形の外周に4つの頂点■が表示されます。頂点■の1つを左クリックすると、両側に青線と□で構成された【ハンドル】が表示されます。頂点■の位置と【ハンドル】を移動することで、形状を自由に変形させることができます。
頂点の編集
◆ちょっとメモ1
円の場合、頂点の挙動が1つだけ異なるものがあり、設定が違います。頂点を右クリックで設定を確認できます。
頂点の設定◆頂点の挙動
◎頂点の設定:【頂点を中心にスムージングする】頂点3カ所
ハンドルを動かすと、両側のハンドルが追従して動き、長さも同じだけ変わる。
◎頂点の設定:【頂点を基準にする】頂点1カ所
ハンドルを動かすと、片側のハンドルだけが動き、長さや向きも反対側とは別に変わる。
頂点の設定と挙動
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Piko
各頂点は、右クリックで設定を変えられます。
それでは頂点のハンドルを動かして、こぼれた水の感じをだすように、変形してみます。
頂点とハンドルを調整
◆頂点とハンドルを動かすコツ
【頂点を中心にスムージングする】にチェックが入っている頂点は、隣の【頂点位置】が動くと追従してハンドルが短くなり、形が変わっちゃいます。
<対処1>
頂点の位置を移動して先に決め、あとからハンドルだけ動かして形を調整する。
<対処2>
頂点を右クリック→【頂点を基準にする】にして、ハンドルを別々に動かして調整する。【Aitキー】を押しながら、ハンドルを動かしても、同じ効果になります。頂点をはさんだ両側のハンドル角度を直線的にすると、スムージングに近いなめらかな線になります。
形の変形が終わったら、コピーして向きを変えたりして、それっぽく並べて完成です。
完成!

水玉から【水滴・しずく】を作る

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Piko
今度は、同じ要領で水滴・しずくを作ってみましょう。

図形を右クリック→【頂点の編集】頂点を表示させた状態で、上の頂点を右クリック→【頂点を基準にする】を選択。

頂点の編集

頂点がとがるように、ハンドルを動かします。他の頂点も水滴をイメージして形状を調整します。

頂点の編集

とがった部分の陰影に違和感がある場合は、右クリック→【図形の書式設定】→【図形のオプション】→【効果】→【3-D書式】→【光源】の角度の欄右側の∧∨ボタンを押して、修正しましょう。

影が気になる場合

これで完成です!

水滴・しずくの完成!

 

レンズ効果を使ったリアルな作例【こぼれた水】編

Piko11
Piko
応用編でレンズ効果を使ったリアルな作例の紹介です。
こぼれた水は、表面張力によって、ぷっくりしますね。このぷっくりがレンズの様に光を曲げるので、下にある文字などはゆがみます。このゆがみをつけた文字を用意して、下にひくと、よりリアルな感じになります。実際にやってみましょう。
水がのっている部分のテキストがゆがんでいる表現

テキストを準備

文章を書きます。上部メニュー【挿入】→【図形】→【テキストボックス】

「たぶん明日は晴れるよ!」と書きました。

先ほど作った図形【こぼれた水】に重ねてみましょう。この重なった状態で、どの文字が変形すると良いか考えます。今回の場合は、「たぶん明日」の部分が変形すると良さそうです。この時点で、フォントの種類やサイズを決めます。ここでは、フォントサイズを【28pt】にしました。

図形をテキストに重ねた状態

テキストをコピーして、変形させる部分と変形させない部分に分けます。テキストを左クリックして選択し、【Ctrlキー】を押しながらドラッグしてコピーしましょう。

一方のテキストは「たぶん明日」となるように、不要部分を削除。他方は、「は晴れるよ!」となるように、不要部分を削除します。

テキストをコピー

ゆがんだ文字を作る

ゆがませるテキスト「たぶん明日」のフォントサイズを小さくします。テキストを左クリックで選択し、上部メニュー【ホーム】→【28pt→20pt】

フォントサイズを小さくする

続いて、変形させます。
ゆがませるテキストを左クリックで選択し、上部メニュー【図形の書式】→【文字の効果】→【変形】→【凸レンズ:上】を選択。ゆがみ具合は、テキストを選択した状態で左に出る黄色ポチで調節します。

テキストを変形させる

図形に重ねて位置や大きさを調整しましょう。

完成!

このままでも良いのですが、一応図形【こぼれた水】がテキストの上にくるのが正しいので、図形【こぼれた水】を右クリック→【最前面に移動】をします。最後に、図形とテキスト全体を囲って選択し、右クリック→【グループ化】で完成です。

◆ちょっとメモ1
【凸レンズ】変形は3種あり、こぼれた水のふくらんだ部分とテキストの位置関係で、最適なものを選びましょう。
変形凸レンズ3種

 

◆ちょっとメモ2
変形させた後にテキストサイズを小さく変更するには、変形を無しに戻す必要があります。ちょっと不便なところです。大きくする分には後から調整できるので、最初から小さめサイズにしておくと良いです。

 

まとめ

Piko8今回は、パワーポイントで本物っぽい、【水玉】【こぼれた水】【水滴・しずく】の作り方を紹介しました。

まとめると、

①丸図形を描く。
②描いた図形を選択し、【図形の効果】で【標準スタイル2】を選ぶ。
③図形の書式設定で、水玉っぽくなる設定をする↓。

図形の書式設定 項目設定
なし
3-D書式:面取り上大きい値に
3-D書式:質感クリア
3-D書式:光源冷たい
塗り水色
なし

④形状を変形(図形を右クリック→頂点の編集)して、【水玉】→【こぼれた水】や【水滴】にする。

レンズ効果の変形をさせたテキストと組み合わせることにより、よりリアルな感じに仕上げることが可能です。

3-D書式などは、普段使わない機能かと思います。いろいろ試してみると、新しい発見があるかも。

最後まで御覧いただき、ありがとうございました。

 

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