第二種電気工事士の技能試験に向けて、必要工具の素人目線レビュー。
今回は、VVFストリッパーを使った「わっか」作りです。
わっか作りは、技能試験候補問題の13問全てに必須の項目です。
加えて、わっかをランプレセプタクルに取り付ける時の注意点なども、お伝えします。
ポイントは、ストリッパー先端で、丁度良いわっかが作れるか?と、ネジ止め時のわっかの向きですね。
◆この記事で分かること
- VVFストリッパーでわっかが作れるか?
- 実はラジオペンチとニッパーが必須?
- ランプレセプタクルへの取り付け注意点
わっかは右巻き(時計回り)
使用する工具とパーツ
今回使用する工具とパーツを紹介します。
◆工具
(重さ:207.5g)
(重さ:293.5g)
工具セットDK-28に入っているものです。
ちなみに、参考にするテキストも紹介しておきます。
◆パーツ
ホームセンターで購入しています。
- ケーブル VVF1.6-2C 1m 128円(前回の残りを使用)
- ランプレセプタクル 1個 208円
カバー付きで端子が2個づつのものしかありませんでした。
試験は、カバー無しで端子が1個づつのようです。
配線の準備
まずは、配線の準備です。
VVF1.6-2Cの被服を取ります。
ケーブル外装(外側被服)がランプレセプタクルの中にいないといけないので、とりあえず50mm外装被服を取ります。
ケーブルをランプレセプタクルにはめ込み、外側被服の端が、ランプレセプタクルの角穴の板厚下面に合わせて、各線を端子の方向に曲げます。
ネジの部分に巻き付けることを考慮して、芯線被服を取る位置を決めます。
VVFストリッパーでわっかを作る
それでは、VVFストリッパーの先端を使って、わっかを作ってみます。
わっかは、右巻き(時計回り)です。
大きさは、線の外側が、ランプレセプタクルのネジ頭と同じくらい。(直径7mm以下)
テキスト本の方法
テキスト本には、一旦外に曲げてから、わっかにするとありますが・・・
外側に曲げても、わっかにする時戻ってしまいます(涙)
少し曲げるごとに、加える位置をずらすと良いです。
切りたいです。
ニッパーはあると何かと便利なので、用意をしておくと良いです。
Satopi流の方法
名前をつけてみただけです(汗)
芯線の被服が無い部分の長さを先端から20mmにします。
芯線の先端をつかんで、VVFストリッパーの先端に巻き付ける感じで、一気に曲げると上手くいくよ。
最後はつかみかえて、首元を曲げて完成!
速いし簡単ですね。
この方法おすすめです!
◆VVFストリッパーでの「わっか」作り感想
最初は、先端が太くで、閉じきらないので、上手く出来るか心配でした。
結果は、とても使いやすいです。
先端の太さがネジの太さに近いので、巻き付けると、どれもネジにあった大きさになります。
ペンチでわっかを作る
VVFストリッパーを持っていない方の場合は、ペンチで作る必要がありますので、やってみます。
テキストに載っている方法です。
ポイントは、先端を2mm曲げて、そこをつかんで「らせん状」に半回転させるところです。
割と上手くいきます。
ランプレセプタクルへ取り付け
ランプレセプタクルへの取り付けです。
ホームセンターでは、端子部が2個づつ付いたものしかありませんでした。
◆注意点
- 配線は、ランプレセプタクルの中心に行く線が「黒」です。
(筒に穴が開いている側) - わっかは、どちらも右巻きで取り付ける。
(ネジの締め込み方向が右だから) - ネジ締め後、上から見てネジ頭から「わっか」が、はみ出ないよう、努力する。
はみ出すぎるとNGになります。
ラジオペンチとニッパーは必須
ランプレセプタクルへネジ止めする時、芯線がネジ頭からはみ出る時は、ラジオペンチでつまむと補正出来ます。
また、わっかに曲げる終盤で、芯線の先端を少し切りたくなることがあります。
以上のことから、ラジオペンチとニッパーは必須と感じました。
この2つは、お持ちで無い場合は、用意をしておきましょう。
直接電気工事に関わらない場合でも、家にあると、何かと役に立ちます。
まとめ
また、注意点が多い場所でもあります。
ランプレセプタクル自体は、どこのホームセンターでも取り扱っていると思います。
価格も数百円と安いので、1個買って試しましょう。