皆さん、第二種電気工事士筆記試験お疲れ様でした。
いかがでしたか?
令和3年バージョンに更新しました。
さて、答え合わせの結果、いけると確信した方、次は技能試験です。
技能試験には、工具が必要です。
さっそく、私が購入したおすすめ工具の詳細を写真で紹介します。早めに工具準備と製作練習を始めましょう!
第二種電気工事士 技能試験に合格する為に、買うべき工具
買った工具はコレ!
単品で購入も考え、価格を調査しましたが、結果的にセットがお得ということがわかり、王道のセットを購入しました。
- ホーザン 電気工事士技能試験 工具セット DK-28
- ホーザン 合格クリップ P-926
リングスリーブ用圧着工具にVVFストリッパーを加えたセットです。
こちらから購入できますよ!
中スリーブまでの圧着工具を選んだ理由
公式の電気技術者試験センター受験案内では、圧着マークについて、
「○、小、中、大の刻印が明確に出るもの」を用意してください。
とあります。
以下は令和3年度、受験案内から抜粋です。
※クリックで拡大します。
<外部リンク>受験案内PDFの16ページ参照
ただ、市販の技能試験のテキスト本には、
「大スリーブは出題されない」
と書いてあります。
ネット上の情報も、「大スリーブは使わない」とのこと。
先の受験案内を見ると、技能試験は、本受験案内に記載のある13問の中から出されるとの記載があります。
毎年同じ様で、市販テキストにも同じ物の作り方が出ています。
「大スリーブ」を使う時の電線の条件は、
◆大スリーブ使用条件
- 1.6mm:7本
- 2.0mm:5本
- 2.6mm:3本
これが、公開されている13問の中にあるかというと、無いです!
使い勝手の観点から見ると、大は小を兼ねないという意見も聞きます。
つまり、大きくて重いので、狭い試験会場の卓上では使いやすいとは言えないとうことです。
以上のことから、中スリーブまで対応の圧着工具を購入しました。
※ここは、個人の判断です。
試験当日、公開されている問題の線サイズが変わって、「大スリーブ」が必須となった場合の責任は取れませんので、ご参考まで。
※追記
先日ホームセンターにて、マーベル製MH-17Sが「大」まで対応にもかかわらず、ホーザン製「大」対応のP-77より約40mm短いものを見ました。ホーザン製よりコンパクトです。
◆「大」対応圧着工具
- ホーザン製:P-77(全長:286mm 重量:430g)
- マーベル製:MH-17S(全長:242mm 重量:400g)
◆参考に今回紹介する「中」まで対応
ホーザン製:P737(全長:195mm 重量 304g実測)
もし「大」が出たらという心配がある方は、追加で「大」対応品を買っておいて、開封しないで試験会場に持って行き、使わなかったら、フリマに出すという手もありますね。
私も保険として購入するか悩んでいます。
いずれにしても、100gの差は、使い勝手上、結構差があると思います。
VVFストリッパーを購入した理由
理由は、ずばり電工ナイフを使いたく無いからです。
電工ナイフは、今回のセットに入っていますが、開閉が固く、怪我をしそうで怖いです。
VVFケーブルは、カッターでも結構時間がかかります。
ちなみに、カッターは使用を自粛するよう、受験案内に記載があります。
先の抜粋の下の方に記載があります。
※クリックで拡大します。
個人的には、電工ナイフの方が怪我しそうなので、VVFストリッパ一の一択です。
圧倒的に時間短縮が出来るので、必須の工具です。
無いと話しになりません。
技能試験は全然時間がありません。
工具の詳細を写真で見る
購入した工具を写真で見ていきます。
重さも計りました。
工具の重さは、非常に重要です。
限られた時間内に、配線を作る為には、重い工具だと大変です。参考にして下さい。
開封の儀から
開封の儀からはじめます。
開けてみましょう。
工具は、個々にビニール袋に入っていますね。
リングスリーブ用圧着工具
大きさ感は、隣のモノ消しとシャーペンで分かると思いますが、想像より小さいです。
重さは、304g。ケース付きのスマホより、ちょい重いイメージですが、女性でも十分に使えそうなサイズです。
気になる圧着マーク部は?
文字が凹で彫ってあります。
文字が凸ではありません。
(予想が外れました)
クリックで拡大します。
これで、マークが薄い場合がある・・・というくちコミに納得です。
スリーブの材料は無酸素銅で金属の中では柔らかいものに分類されます。
スリーブがつぶれる過程で、行き場を失ったスリーブの一部が文字の凹部にめり込んでいくんですね。
なので、スリーブ内側の線の本数や位置によっては、つぶれ方が異なり、上手く文字の凹部に無酸素銅が入らないケースも考えられます。
圧着工具の目的は、マークをつける事では無く、圧着を確実にする事なので、機能としては問題無い訳です。
マークが気になるのは、試験だけですね。
しっかりとマークをつけるにはコツがいるかもしれません。
今後やってみて、また情報をアップしますね。
ウォータポンププライヤーとペンチ
重さは、192gでスマホと同じくらいですね。
開く幅ですが、無段階かと思いきや、溝があって5段階でした。
金属部に油が塗ってありますので、ティッシュで軽く拭きました。
重さは、293.5g。圧着工具と同じくらい。
VVFストリッパー
重さは、207.5gでスマホと同じくらい。
気になったのは、先っぽ。
写真を見てもらうと分かるのですが、意外と太く、閉じても隙間が開くようになっています。
ラジオペンチと比較してみました。
ランプレセプタクルに芯線を接続する時に、芯線に輪を作りますが、その時に使います。
先端が太いので、小さい輪を作るのは難しそうな感があります。
試してみる必要がありますね。
電工ナイフ
重さは118g。開閉がかなり固い。閉じる時、かなり怖い。不幸にもVVR線の問題にあたってしまった場合は使う必要があるのですが、怪我をしないように、グローブを買うか、VVR用のケーブルストリッパを買うか悩みます。
嫌だな~と思っていると当たるんですよ。
筆記試験にでた力率の問題のように・・・
VVR用のケーブルストリッパはこちら↓
VVRケーブルに挟んで回して被服を取ります。
第二種電気工事士の技能試験に向けて、必要工具の素人目線レビュー。 今回は、VVRケーブル用のマーベル製、ケーブルストリッパーMC-012です。 購入理由はズバリ、電工ナイフは怪我しそうなので使いたく無いという[…]
ドライバー
こちらは、ホーザンの刻印がありますが、はっきり言って100均レベルです。
期待しない方が良いです(笑)。先端は着磁されています。
先端サイズは、試験を意識したものになっています。
重さは50g程度。
内容物全体
全体をならべるとこんな感じです。
ケースはまだ余裕があります。
左に取説冊子がありますが、これは、「入組明細」というものらしく、「試験に持ち込み出来ません」と書いてあります。なんで~?て感じですが、なんとなく入れっぱなしにする人が多いと思います。
早めに「入組明細」は、ケースから出しておきましょう。
合格クリップ
ネーミングが面白いですが、リングスリーブを圧着する時は、あった方が良いと思います。
どうやって使うのか?というと、写真の様に、つまむと真ん中の輪が広がり、ここで配線を挟みます。
つけたまま、試験を終えると、欠陥となるので、「必ず取る習慣をつけましょう」と注意書きがあります。
差込形コネクター3本用や4本用を使う時は、先に合格クリップを外さないと、後で取りにくいかもしれないので注意が必要です。
まとめ
第二種電気工事士技能試験に使う必須工具を紹介しました。
普段使ったことが無い工具もあると思います。
また、今回筆記試験を受けて分かったと思いますが、予想外に人が多かったと思います。
過去の統計を見ると、60~70%くらいの人が筆記試験をパスしているので、それくらいの人が、この数ヶ月で工具を買うわけです。品切れになることは無いと思いますが、早めに入手して、使い勝手を試し、慣れるようにしましょう。
迷っている時間はありません!
最後までご覧いただき、ありがとうございました。